今回は、三好昌子さん作の『京の縁結び 縁見屋の娘』を読みました。
京都を舞台とした小説で、天狗様が登場してくるファンタジーな要素もあり、ほっこりする気持ちになれる作品でした( ´ ▽ ` )
三好昌子(みよしあきこ)さんは、1958年生まれの岡山県出身の作家さんで、
『京の縁結び 縁見屋の娘』で「このミステリーがすごい!」大賞の優秀賞を受賞し、作家デビューしました。
京都を舞台にした作品が多い作家さんです(^ ^)
あらすじ
時代は、江戸時代。京都で働き口や住居を紹介する「縁見屋」の一人娘のお輪は、
母、祖母、曾祖母がみな26歳の若さで亡くなるという縁見屋の悪い運命を知り、
自らの行く末を案じる。
そんな中、謎多い修行者・帰燕が縁見屋へ立ち寄り、秘術を用いて縁見屋の悪縁を断ち切るというが・・・
縁見屋の歴史と四代にわたる呪縛、そして帰燕の正体、お輪の恋心。
すべてを繋ぎ、やがて京全土を巻き込んでいく。
感想
京都を舞台とした作品ということと、このミス大賞を受賞していることに興味を惹かれ、手に取りました。
作者の三好昌子さんの作品は初めて読みましたが、読みやすくて面白かったです😄
物語後半にかけて、縁見屋の初代当主の正右衛門が犯した過ちが明らかになり、それが原因で縁見屋の家系が悪縁に悩まされていることが分かります。
その過ちとは、自らの子供を天狗に差し出すよう言われた正右衛門でしたが、実際には千賀の子供を身代わりとして天狗に差し出したというものでした。
我が子を失った千賀の魂が縁見屋の家系に怨念を降らせていたのです。
正右衛門のやったことは許されることではないですが、正右衛門の立場になれば、大切な我が子をどうにかして救いたいと必死になる気持ちも分かります🤔
お輪は、そんな縁見屋の悪い運命を断ち切るべく、帰燕と力を合わせて千賀の魂を浄化しようとします。
京都全土を巻き込んでの大ごとになりましたが、最終的には縁見屋の悪縁を断つことができ、安心しました(^-^)
帰燕への思いは、届かずじまいになってしまうかと思いましたが、姿が変わってもお輪に会いに来てくれて心温まる終わりかたでした😄
京都を舞台にした小説は、なんだか読んでて楽しいですね。
ミステリー要素は薄めでしたが、心がほっこりする作品でした\(^o^)/
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