115冊目は、岡嶋二人さん作のミステリー小説『そして扉が閉ざされた』を読みました!
密室に閉じ込められた4人が、疑心暗鬼になりながら、
自分達が閉じ込められた理由や脱出への道を模索していく様子が面白かったです!
著者紹介
岡嶋二人(オカジマ フタリ)
徳山諄一、井上泉の共作著名。
(岡嶋二人って名前のとおり本当に二人だったんですね笑)
1982年『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞。
1986年『チョコレートゲーム』で第39回日本推理作家協会賞を受賞。
あらすじ
富豪の一人娘が、別荘で不審な事故死を遂げる。
その三ヵ月後、彼女の遊び仲間だった男女四人が、地下にある核シェルターに閉じ込められてしまう。
脱出を試みる四人は、精神的に追い詰められながら、事故の真相に迫るべく必死に推理を働かせる。遂にたどりついた想定外の結末とは?
感想(ネタバレあり)
《謎解き✖️サスペンス》という帯に目をひかれ、購入しました。
密室に閉じ込められた4人の男女が、脱出を試みながら、
自分達の身に起きた3ヶ月前の事件を振り返るようになります。
4人を閉じ込めた犯人は、3ヶ月前に事故死した咲子のお母さんで、
咲子は事故死ではなく、4人の中の誰かに殺されたのだと確信し、4人を密室に閉じ込め、咲子の死の真相を暴かせます。
4人で3ヶ月前に咲子の別荘で起きた出来事を、時系列を追って話していくことで、徐々に事件の真相が分かっていくのが面白かったです!
物語は、基本的には雄一視点で進んでいくのですが、雄一視点でも誰が犯人なのかは分かっておらず、雄一と共に事件の真相を突き止めていく感覚です。
物語の終盤で、犯人が分かったと思ったら、そこから二転三転し、最終的には雄一自身が咲子を手にかけた犯人であることが判明します。
無自覚に手にかけた人、その人を守ろうとした人、さらにその人を庇おうとした人と様々な人間関係が事件を複雑にしていました😁
雄一自身が犯人だったのは意外で驚きました😲
極限状態の4人の推理談義が面白く、息詰まるような展開で終盤は一気読みしました!
岡嶋二人さんの他の作品も読んでみようと思います\(^o^)/
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