今回は、お笑い芸人でも活躍しているピースの又吉直樹さん作の『火花』を読みました。
芸人の又吉さんだからこそ書ける、売れっ子芸人を目指す若手芸人の半生を描いた作品でリアルで面白かったです(^^)
ページ数は、200頁ほどで文章量はさほど多くありませんが、文学的な言い回しや比喩表現も多く、又吉さん独自の表現を楽しむことができます(^-^)
今作は、第153回の芥川賞を受賞しており、当時現役お笑い芸人の芥川賞受賞でとても話題になりましたね😄
あらすじ
売れない芸人・徳永は、熱海の花火大会で漫才を頼まれ引き受けた。
そこで先輩芸人・神谷と出会い、神谷に弟子入りをお願いすると、自分の伝記を作るという条件で弟子入りを承諾された。
不器用ながら発想の天才である神谷に惹かれていき、行動を共にすることが多くなり、
神谷から笑いについて様々なことを学んでいく。
感想
現役のお笑い芸人さんが書く小説だけあって、徳永と神谷の会話が漫才風になっていることが多く、笑えます。
また、売れない芸人のリアルが描かれており、実際に又吉さんが経験したり見たこともあったのかなと思います(^ ^)
印象に残ったのは、物語終盤の徳永が組んでいるお笑いコンビ・スパークスの解散ライブでの最後の漫才です。
漫才を文字でみるというのが斬新でしたが、脳内再生され、文字でみてもとても面白く、笑いと感動が入り混じった漫才でした。
芸人を引退することを神谷さんに伝えた際に、神谷さんが徳永に伝えた言葉
『何をやってても芸人に引退はない。笑いで、ど突きまくったれ。』
神谷さんらしいユーモアある激励ですね😄
最後のオチはぶっ飛んでいましたが、神谷さんが元気そうでよかったです笑
他の又吉先生の作品もまた読んでみようと思います\(^^)/
〜〜〜〜〜やりたいことリスト〜〜〜〜〜
☆本を1000冊読む ➡︎78/1000冊
☆映画を1000本観る ➡︎136/1000本
☆アニメを1000作観る ➡︎89/1000作
☆ラーメン屋に1000軒行く➡︎45/1000軒
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