今回は、昔ばなし×ミステリで
大ヒットしたミステリー小説『むかしむかしあるところに、死体がありました。』を読みました。
作者の青柳碧人(あおやぎあいと)さんは、1980年千葉県生まれで、早稲田大学在学中は、クイズ研究会に所属していた経歴を持ちます。
数学ミステリ『浜村渚の計算ノート』で小説家デビューし、数々の人気シリーズを世に送り出しています。
中でも、昔ばなしの世界の中で起こる殺人事件を解決していくミステリーシリーズである
『昔ばなしシリーズ』や
昔話の中でも、赤ずきんを題材とし、映画化もされた『赤ずきんシリーズ』が有名です。
今作は、そんな『昔ばなしシリーズ』の第1作目になります。
密室殺人やダイイングメッセージといったミステリーの王道テーマが
誰もが知ってる昔ばなしの中で起こるミステリー。
短編小説5編を収録。
収録作品
☆一寸法師の不在証明
☆花咲か死者伝言
☆つるの倒叙がえし
☆密室竜宮城
☆絶海の鬼ヶ島
収録作品のタイトルを見て、興味を惹かれ購入しました(^-^)
誰もが知ってる昔話の中でもし殺人事件が起きたら・・・という世界観で、昔話の中だからこそできるトリックもあり、斬新で面白かったです😄
昔ばなしの中で起こるミステリーという異質なテーマでありながら、
使われるトリックや犯人への道筋がとてもしっかりしていて、
本格的なミステリーとして楽しむことができました。
一寸法師の不在証明では、打出の小槌を用いたトリックが出てきたり、
絶海の鬼ヶ島では、桃太郎と鬼との本当の戦いが記されていたりと
昔ばなしの世界でしか味わうことができないミステリーで面白かったです(^ ^)
どの作品も一筋縄ではいかず、最後に読者をアッと驚かせる仕掛けもあり純粋なミステリーとしてみても完成度の高い作品だと思いました。
青柳碧人さんの作品は初めて読みましたが、読みやすく伏線回収も多く、とても面白かったです✨
続けて『昔ばなしシリーズ』・『赤ずきんシリーズ』と読み進めていきたいと思います\(^^)/
〜〜〜〜〜やりたいことリスト〜〜〜〜〜
☆本を1000冊読む ➡︎86/1000冊
☆映画を1000本観る ➡︎139/1000本
☆アニメを1000作観る ➡︎96/1000作
☆ラーメン屋に1000軒行く➡︎60/1000軒
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