バリーさん日記

人生の記録用として始めました。のんびりやっていきます(^-^)

73冊目〜星の王子さま〜あらすじ・感想

今回は、サン=テグジュペリ作(訳:池澤夏樹)の『星の王子さま』を読みました。

books.rakuten.co.jp

 

作者のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、フランス人の小説家であり飛行士でもありました。フランス語の原題は、Le Petit Prince」で、「小さな王子様」という意味です。そのまま小さな王子さまとは訳さず、星の王子さまと訳したのが、おしゃれでファインプレーですね😁

星の王子さまという題名の方が、ファンタジックで読みたくなりますね。

 

あらすじ

飛行士である「ぼく」は、砂漠の真っ只中に不時着する。そこで出会ったのが金髪の少年で、彼は小惑星からやってきたことを知る。

彼の星には3つの火山と1輪のバラがあり、バラと喧嘩したことをきっかけに旅に出たのだという。

彼は、地球にくる前に6つの星を巡り、その星々でいろんな人に出会いさまざまな話を聞いてきた。

地球に来てからは、ヘビやきつねと出会い、地球のことや大事なことを教えてもらう。

生きる意味を問いかける永遠の名作。

 

感想

ページ数は140ページほどで、間に挿絵もありサクサク読み進めることができます(^ ^)

児童書としても人気がある本作ですが、大人でも考えさせられることもあり、楽しめる作品となっています。

中でも、王子ときつねとの出会いが印象に残っています。きつねと出会った王子は、寂しさから、遊んでくれと頼みます。しかし、きつねはまだ飼い慣らされていないから、遊ぶことはできないと答えます。

飼い慣らされていないうちは、大勢いるうちの一人にすぎず、お互いになくてはならない存在になることはできない。王子は、きつねの言葉通り時間をかけてきつねと仲良くなります。

仲良くなると、今度は別れが悲しくなり、王子は悲しくなるなら、仲良くならなければよかったと後悔します。しかし、きつねは仲良くなれたからこそ、僕らは世界で一人の人間、世界で一匹のきつねになれたのだと答えます。

費やした時間が長いほどお互いに唯一無二の存在になれる、いいお話ですね😄

 

また、きつねは『肝心なことは目では見えない』『ものは心で見る』という言葉を王子に送ります。

これは、たとえ別れて離れ離れになったとしても、お互いが過ごした時間や思い出はお互いの心の中に残り続け、お互いの存在を感じることができる、という意味なのかなと感じました。

王子は、きつねのその言葉を受け、自分の星に残してきた1輪のバラは、地球にある何万本もの花とは違い、自分にとってかけがいのないバラだったんだと知り、星に帰ることを決めます。

 

星への帰りかたが斬新で、王子が地球へ来てからちょうど1年が経ち、自分が落ちてきたところの真上を自分の星が通るその日に、毒ヘビに噛まれて生き絶え、魂(こころ)だけ、自分の星へと帰ります。

 

本のタイトルと絵のかわいらしさから、子ども向けの本かと思いきや、生きるとは何か、自分にとって大切なものは何かを考えさせられるとても深い作品でした\(^^)/

 

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