今回は、イギリスの小説家アンソニー・ホロヴィッツの推理小説『カササギ殺人事件』を読みました。
アンソニー・ホロヴィッツは、1955年にロンドンで生まれ、推理・サスペンスドラマの脚本や推理小説などを世に生み出しています。
出版するミステリー小説が出るたびに「週刊文春ミステリーベスト10」や「このミステリーがすごい!」など数々のランキングにランクインしています。
現在ご存命の推理作家のなかで、世界で一番有名な方ではないでしょうか。
そんなホロヴィッツの名を世界に知らしめたのが今作の『カササギ殺人事件』です。
本格的な推理小説で、今までにないストーリー構成が斬新で面白かったです😄
あらすじ
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦のメアリ・ブラキストンの葬儀が執り行われた。
彼女は、鍵のかかった屋敷の階段から落ちて死んでいるところを庭園管理人のブレントにより発見された。
事故死として処理されたが、数日前には息子のロバートがメアリと言い争いをしているところが目撃され、ロバートがメアリを殺したのではないかと村で噂となる。
そんな状況を見かねたロバートの婚約者ジョイ・サンダーリングが、ロバートの無実を証明すべくロンドンに住む名探偵のアティカス・ピュントに助けを求める。
ピュントが調査を進めていくなかで、村人たちの怪しい行動やメアリを殺害する動機などが次々と浮かび上がってくる。
メアリの死は事故死か他殺か、ピュントが謎に包まれた村を解き明かしていく。
感想
数々のミステリーランキングを席巻した『カササギ殺人事件』、前から気になっていたのですが、ようやく読み終えました(^ ^)
文庫本上下で分かれており、合わせると700頁ごえの長編作品となっています。
とても読み応えがあり、内容もとても面白かったです😄
ミステリーが好きでよく読むのですが、今まで読んだことがない斬新な構成で、あまり言うとネタバレになってしまうので控えますが、
二重の事件を解決するような感じです(伝わらないとは思いますが・・・)
ホロヴィッツは、本作の構想が思い浮かんでから執筆するまでに15年もの年月を費やしたらしいです。
その甲斐あってか、かなり緻密に計算されており、あらゆることが物語の後半で繋がっていきます。
また、本作はアガサ・クリスティ作品へのオマージュが随所に見られます。
正直、あまりアガサ・クリスティの作品を知らない私ですが、作者のクリスティ愛は十分に感じられました。
アンソニー・ホロヴィッツの他の作品も数々のミステリランキングにランクインしている作品なので、他の作品も読んでいきたいと思います\(^^)/
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