記念すべき100作目となる今回は、辻村深月さん作の『傲慢と善良』を読みました!
恋愛感や婚活をテーマとした作品で、
結婚相手の選び方や、結婚へ踏み込むときの考え方などが詳細に描かれており、
辻村さんらしさ全開の恋愛ミステリで、途中から読む手が止まりませんでした!
あらすじ
婚約者・坂庭真美が忽然と姿を消した。
彼女はなぜ姿を消したのか、
その居場所を探していくなかで、西澤架は、今まで知らなかった彼女の一面を知り、
彼女の「過去」と向き合うことになる。
感想
辻村さんの恋愛小説は、初めて読んだのですが、ただの恋愛小説ではなく、
ミステリの要素も入れてくるところが辻村作品らしくていいですね😊
ストーリーは、2部構成で第1部は、真美の失踪して、架が真美の居場所を探していく様子を架視点で描かれています。
序盤は、割とゆっくりと物語が進んでいき、真美の実家や地元を中心に、真美の過去の恋愛をもとに、ストーカーの存在を探していきます。
第1部の終盤で、架の女友達たちから、驚愕の事実が告げられ、そこから事態は急展開します。
嘘を見抜く女性の鋭さは、侮れないですね笑
第2部では、真美視点で物語が進んでいき、
ストーカーがいると嘘をついてしまったことへの罪悪感と、
架が真美に対して、70点と評価したことへの怒りから、架の前から姿を消すことを選んだ経緯が明らかになります。
なんとなく、真美は大人しく穏やかな人だと思っていたので、架に対して殺意が芽生えた瞬間があったことが、ちょっと怖かったです笑
最終的には、仲直りし二人だけの結婚式を挙げて、物語は終わりとなり、
ほっこりする終わり方で安心しました😌
辻村さんらしさ満載で、とにかく現実を詳細に表現されており、登場人物たちの心情や考え方がとても現実的で、
真美のお母さんのような、学歴や職業にいつまでも固執する、古の考えの人とかいるよなぁと、
非常に共感できるポイントが多く、スッと物語が自分の中に入ってきます。
やはり辻村さんの文章はステキで美しいですね✨
あらためて辻村さんの作品が好きになりました!
まだまだ辻村さんの作品で読めていないものがあるので、積極的に読んでいきたいと思います\( 'ω')/
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☆本を1000冊読む ➡︎100/1000冊
☆映画を1000本観る ➡︎148/1000本
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