バリーさん日記

人生の記録用として始めました。のんびりやっていきます(^-^)

69冊目〜ホテル・ピーベリー〜 あらすじ・感想


69冊目  ホテル・ピーベリー(作:近藤史恵

 

books.rakuten.co.jp

初めて書評を書くので、簡単に私の読書歴を。

私の通っていた中学・高校では、朝通学してホームルームが始まる前に15分ほど読書をみんなでする時間がありました。

 

当時は、なんで読書の時間なんてあるのだろうと思っていましたが、今思うと、朝みんなが集まってワイワイガヤガヤしているなかいきなりホームルームをするより、みんなで静かに読書を行い落ち着いてからホームルームを行うことでスムーズにホームルームを行うことができ、クラスの治安維持に一役買ってたように思います。

 

 

そんな朝読書の時間に読み始めたのがシャーロック・ホームズシリーズでした。

 

登場人物や地名が全て外国の馴染みのないものだったので、読むのに苦労した思い出がありますが、面白くて読書が好きになりました。

 

今でもミステリーが好きでよく読んでいます。

 

 

私はよく近くの本屋に行き、面白そうな本がないかチェックするのですが、その時に見つけたのがこの本。『このホテルの客はみんな、嘘をついている』という帯が目にとまり、購入。

 

表紙もオシャレな雰囲気のホテルで素敵ですね(^o^)

 

あらすじ

木崎淳平は、仕事を辞めて、友人の勧めでハワイ島のホテル・ピーベリーを訪れ、しばらく休養をとることとした。

 

そこで出会う宿泊客や店主、従業員と楽しくハワイ生活を満喫しているなかで、ある事件が起こる。

 

このホテルには「なにか」がある・・・

 

 

感想

本のページ数は280ページほどで、サクサク読めて読みやすかったです。

 

『このホテルの客はみんな、嘘をついている』というミステリー好きにはたまらない謳い文句に惹かれ購入したが、ミステリー要素はそこまで多くなく、どちらかというと宿泊客やホテルのスタッフとの人間模様を楽しむ作品かなと感じました。

 

 

中でも、木崎淳平と同じ日にホテルにチェックインした桑島七生の恋愛話が印象に残っています。婚約した彼を日本に残したまま何も言わずハワイへ来た七生は、彼に自分のわがままを許してもらいたかった訳ではなく、一緒に立ち止まって欲しかったんだと話します。

そんな彼女の気持ちを理解できず、彼氏は彼女の求めていない言葉をかけてしまいます。

 

今まで「いい子」として生きてきた七生の内乱の意味を汲み取ってあげられなかったのです。七生の思いやハワイで過ごすなかでの感情の変化が細かく表現されており、面白かったです。

また、ミステリーとしても最初の方から伏線が散りばめられており、違和感を感じながら読み進めていくことになります。

 

物語の終盤になり事件の真相やホテルの謎が明らかになっていくにつれて、

あぁ、この宿泊客の行動にはこんな意図があったのかとか、このホテルのルールにはそういう意味があったのかということが繋がっていき、

読んでいて爽快感がありました。

 

 

ハワイでの生活の描写も多く、ハワイの自然や気候、街の雰囲気などが伝わってきて、ハワイへ行ってみたくなりました(^-^)ハワイの広大な道をドライブとかしてみたいですね(^o^)

 

 

近藤史恵さんの作品は初めて読んだのですが、読みやすくて面白かったので、他の作品も読んでみたいと思いました。

 

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